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Carrer Lessons

キャリア講座

就職や転職などキャリア形成を考えるうえでヒントとなる情報、また、仕事に役立つスキルや考え方についても公開していきます。

「伝える」だけで終わらない       

9月11日
読了時間: 5分

 栄養指導に共通する「営業」の知識


  ― 相手の心を動かすコミュニケーション力 ―





一生懸命説明したのに、患者さんの返事は「はい、わかりました」。

でも、次に会ったときも、あまり行動は変わっていない。


栄養指導をしていて、そんな経験はありませんか?(実は私も多く経験してきました。)


管理栄養士には、栄養や病態についての専門知識があります。

でも、正しい情報を伝えるだけでは、必ずしも行動につながるとは限りません。


そこで考えたいのが、伝えた先」のコミュニケーションです。

説明を聞いた相手がどう感じ、何ならできそうだと思ったのか。

そこまで一緒に考えるためのヒントとして、「営業の知識とスキル」が役立ちます。


営業というと、「商品を売る」「契約を取る」といったイメージがありますよね。

そのなかで大切にされているのが、相手を知り、その人にとっての価値を伝え、次の一歩を後押しすること。

これは、栄養指導にも共通する考え方です。


栄養指導にも使える、営業の3つの考え方



それぞれ、身近な場面から見ていきましょう。



01|相手を知る


 「どんな食事をしていますか?」の、その先


営業では、いきなり商品を説明するのではなく、まず相手の状況や困りごとを聞きます。

栄養指導でも、この姿勢は大切です。


たとえば、


  • 野菜をあまり食べていない

  • 運動ができていない

  • 夜にお菓子を食べている


といった食生活や生活習慣を確認するだけでなく、

「どんな事情や背景があるんだろう?」と、その背景にも目を向けてみましょう。


仕事が忙しいのかもしれません。睡眠が足りていないのかもしれません。家族との生活リズムの違いや、ストレスが関係していることもあります。


背景を知ることで、その人に合った提案がしやすくなります。



そのように相手を知ることが、適切な提案の出発点になります。



02|価値を伝える


「何をするか」だけでなく「どうなれるか」


たとえば、減塩が必要な方に、



と伝える場面。

正しくて必要な情報でも、それだけでは行動につながらないことがあります。


そこで考えたいのが、「それに取り組むことで、その人にとってどんな良いことがあるのか?」という視点です。




その人が旅行を楽しみにしているなら、数値の目標だけでなく、その先にある暮らしとも結びつけて話してみる。


営業では、商品の特徴だけでなく、「その人が得られる価値」つまり「ベネフィット」を伝えることを大切にします。


栄養指導でも、「何をするか」に加えて、「それが自分の望む暮らしにどうつながるか」を一緒に考える。

その人自身が「それならやってみたい」と思える理由を見つけることが大切です。



03|一歩を後押しする


「できそう」を一緒につくる


営業には「クロージング」という言葉があります。

「契約を迫ること」と思われがちですが、相手が納得して意思決定できるように支える部分です。

栄養指導に置き換えるなら、



と声をかけ、無理なく取り組める小さな行動を一緒に決めること。


たくさんの改善点を伝えて終わるのではなく、「今日から何ができそうか」まで一緒に考える

相手の行動を後押しする大切なコミュニケーションです。


栄養指導に活かせるヒントが「営業」にある


ここまで紹介したのは、営業で使われている考え方のほんの一部です。


営業の現場では、


  • どんな質問をすれば、相手の本音を聞けるのか?

  • 相手にとっての価値を、どう伝えればよいのか?

  • 押しつけずに「やってみよう」と思ってもらうには、どうすればよいのか?


といった問いに向き合い、質問や提案の工夫がされています。


「営業」と「栄養指導」。仕事内容は違っても、相手を理解し、価値を伝え、行動を後押しするという点は、大きく共通します。


この力は、職場での提案などにも活きる


この考え方は、患者さんとの会話だけでなく、管理栄養士として自分の仕事の価値を伝える場面にも使えます。


たとえば、職場で新しい取り組みを提案するとき。

「これをやりたいです」と希望を伝えるだけでなく、今ある課題と、それを解決するための提案、期待できる変化まで伝えるのが効果的です。



他の職種の人に栄養介入の必要性を伝えるときも、同じ考え方が役立ちます。


日々の仕事に力を尽くしていても、その意味や成果が周囲に十分伝わらず、モヤモヤすることはありませんか。

そんな時こそ大切にしたいのが、次の2つの力です。



両方を磨くことが、管理栄養士としての信頼や評価につながり、仕事の幅を広げるきっかけにもなるはずです。


まとめ

「何を伝えるか」だけでなく、その先も一緒に考える


栄養指導にも活かせる営業の考え方は、シンプルです。




管理栄養士にとって、専門知識を身につけることはもちろん大切です。

そこに、相手の思いを聞き、価値を伝えるコミュニケーション力が加わると、知識を日々の仕事により活かしやすくなります。


栄養指導にも、職場での提案にも、そして、自分自身のキャリアにもつながる力です。


次の学びへ

さらに「相手の心を動かす」方法を学ぶ


ここまで読んで、こんなことが気になった方もいるのではないでしょうか。


 ✓ 相手の本音を聞くには、具体的にどんな質問をすればいい?

 ✓ 相手が大切にしていることを、どう見つければいい?

 ✓ 「やってみよう」と思ってもらうには、どう声をかければいい?


ピアカレでは、営業の専門家を講師に迎え、管理栄養士の仕事にも活かせるコミュニケーションスキルを、具体的に学ぶセミナーを企画しています。


栄養指導の伝え方を磨きたい方はもちろん、


 「自分の提案をもっと上手に伝えたい」

 「自分の仕事の価値を周囲に伝えたい」

 「管理栄養士として仕事の幅を広げたい」


という方にもおすすめです。


栄養の専門知識だけでなく、コミュニケーションや仕事術など、

管理栄養士として働くうえで役立つ実践的なスキルを一緒に学びませんか✨



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