はじめての学会も、これを読めば安心
- 2025年10月23日
- 読了時間: 12分

前回の記事を読んで学会や職能団体の研修会などに興味を持った方もいますでしょうか。
興味はあるけど、
? なんだか敷居が高そう…
? 一人での参加でも大丈夫かな?
? 難しい話ばかりだったらついていけないかも
そう不安に感じる方もいるかもしれません。私も最初はそうでした。
でも実際に参加してみたら、学会って思ってたより全然楽しい場所だったんです!
初参加を経験してからは、ほぼ毎年何かしらの学会に参加していました。
今回は、実際の参加の流れをレポート風にいれながら、参加準備から当日の過ごし方、帰宅後までをガイドできたらと思います✨

< 学びはもちろん、新しい出会いや、遠征先での観光まで(!?)。
楽しい学会の時間を過ごしました。そんな経験もシェアします✨
1. 参加に向けてーリサーチと準備ー
参加したい学会に目星をつけたら、ホームページで開催日程と場所をチェックしてみましょう。(どんな学会があるの?というところから始める方は、ひとつ前の記事を要チェックです✩)
次回の学会についての詳細がまだ公開されていない場合は、前年度の概要を見て参考にすることがあると思いますが、ここで知っておきたいのが、全国規模の学会は毎年開催地が変わるということ!(※開催地が変わらない学会もあります。)
今年は東京
来年は大阪
再来年は福岡
という具合に開催地が変わる学会も多いんです。場所や日程は最新の開催要項を確認するようにしましょう。
遠方での開催だと場所によって学会後の観光も楽しめて一石二鳥という考え方もできます✨一方、地域の学会や地方会は同じ場所で開催されることが多いので、移動の負担も少なく気軽に参加できるのはメリットですね。
👩京都開催の学会に参加の時、学会後に清水寺にも行っちゃいました!
学会と観光、両方楽しめてお得な機会でした。
チェックポイント
□ 開催場所
□開催日程(土日?平日?何日間?)
□ 参加費(会員と非会員で異なる)
□ オンライン参加の選択肢
2. 参加条件について職場に確認してみよう
所属する職場によりけりですが、業務として参加できる可能性もあります。
まずは上司や管理者に相談してみましょう。
業務参加のメリット
✓ 参加費を職場が負担
✓ 出張扱いで交通費・宿泊費も出る
✓ 勤務日としてカウント
✓ 堂々と平日に参加できる
相談するときのコツは、「業務に直結する」を具体的に伝えること。
「今課題である〇〇を解決できる」
「新しい取り組みのための事例や方法を得る」
「NST活動に活かせます」 など、職場にとっておメリットを強調すると◎
ただし、条件がある場合も
よくある条件:
・発表すること(口頭発表またはポスター発表)
・共同演者として名を連ねる
・帰宅後に報告書を提出
・職場内で学んだことを発表・共有
👩私が過去に勤務していた病院では演者や共同研究者としての発表が条件でした。
または、業務に活かせる資格取得など。
発表未経験の時は、私にはハードルが高すぎると感じていましたが、
指導を受けながら症例をまとめる過程で自分の実践を振り返る良い機会にもなり、
結果的に学びが深まったので、チャレンジして良かったと感じます。
もちろん、条件が厳しい場合は自費参加の選択もあり👌年休を取ったり、オンライン参加で費用を抑えたり、選択肢はいろいろあります。
3.参加に向けて知っておきたいこと
口頭発表 と ポスター発表の違い
学会には主に2つの発表形式があります。
口頭発表(オーラルとも言われる)
ホールで演台に立って発表。発表時間5〜10分、質疑応答3〜5分。
座って聴講するスタイルです。まとまった内容を体系的に学べ、著名な先生の発表が聞けるチャンスでもあります。
ポスター発表
A0サイズのポスターを掲示。発表者も参加者も立って見て回るスタイルで、若手の発表が多く実践的な内容が多く発表される。
ポスター発表はある程度の時間掲示されているので、発表時間以外でも参加者のペースで
じっくり見られるというのも特徴的です。
プログラムの事前チェックはカギとなる
参加が決まったら、前もって公開されるプログラムと抄録集を必ずチェックしましょう!
プログラムスケジュールや抄録を確認して聴講したいセッションをピックアップしたら、「絶対聞きたい」「時間があれば」で優先順位をつけておきましょう。
タイムテーブル作成のポイント
✓ 同時進行のセッションから優先度の高いものを選ぶ
特に大きな学会では複数の会場で同時進行でセッションが行われます
✓ 会場間の移動時間も考慮(5〜10分は見る)
会場がかなり広い場合、特に注意!
✓ ランチタイムや休憩時間も確保
✓ ポスターの掲示時間もチェックしておく
👩 私は予定を詰め込みすぎて最終日はヘトヘトになりがち。。
あれこれ見たくなりますが、適度な余裕も学会を楽しむコツかも👌
💡point
遠征の場合、前日に現地入りできると余裕が持て、会場の下見や、受付の場所や
最寄り駅からの所要時間を確認しておくと安心ですね。
そして夕食は地元グルメも堪能✨慣れない場所では、事前に食べログやGoogleマップで
チェックを。せっかくの遠征だから、楽しまなきゃ損です!
4.いよいよ当日!朝は余裕を持って
開始30分〜1時間前には会場に到着するのがベスト。大きな学会は入り口や受付がかなり混むこともあるので、少し早めに行くのがお勧め👌受付も空いてるし、余裕をもって会場の雰囲気を感じましょう。
受付でネームホルダーと資料をゲットしたら、会場マップで各ホールの位置やトイレの場所などを把握しておきます。
セッション聴講のコツ
開会式や特別講演は、メインホールが混雑するので早めに入室を。席は、集中して聞きたいなら前の方、とても広い会場もあるので、スライドをしっかり見たい場合も前の方をチョイスしよう。
途中退出は基本的にOKですが、その予定や可能性がある場合は後ろの方や出入り口に近い方が安心です。
記録の取り方
キーワードだけメモする意識でスライドをしっかり見るのがお勧め
「これ、職場で使えそう」という視点やポイントは忘れないうちに
発表者名と所属もメモしておく(振り返りや後で調べる際に活用)
5.”ランチョンセミナー”を活用しよう
学会の楽しみのひとつは、ランチョンセミナー。無料でご当地メニューや豪華なお弁当がいただけてお得なだけでなく、なんと食べながら著名な先生の講演が聞けるのがランチョンセミナーです。
👩 企業がスポンサーとなって開催されるセミナーで、お弁当を食べながら講演が聞けるなんて、一石二鳥✨
ランチョンセミナーの魅力
✓ 企業提供のお弁当付き(ほとんどが無料!)
✓ 著名な先生の講演が聞ける
✓ 最新のトピックスやガイドラインの解説
✓ 実践的な内容が多い
✓ 質疑応答で直接質問できることも
ただし、人気のセミナーは早めに行かないと満席になるので要注意。事前申し込み制の場合もあるので、プログラムで確認しておきましょう。
企業展示ブースも賢く使う
ランチタイムやセッションの合間時間を使って、企業展示ブースを回りましょう。実は情報の宝庫で、実務に活かせるアイテムとの出会いも✨
企業展示ブースで得られるもの
・最新製品の情報 :
まだ発売されていない製品や、最新の栄養剤、医療機器の情報がいち早く手に入ります。
カタログだけではわからない使用感や実際の活用事例が聞けるのが魅力。
・サンプルやパンフレット:
栄養剤のサンプル、詳細なパンフレット、使い方のマニュアルなど、持ち帰れる資料が
たくさん。職場で試したり、導入検討の資料として活用できます。
・企業の専門スタッフに直接質問できる :
「この製品、実際の現場ではどう使われてるんですか?」
「他の製品と比べて特徴や違いは?」など、気になることを直接質問できます。
営業担当だけでなく、開発担当の方がいることも。
・名刺交換で今後の情報収集に :
名刺交換しておけば、後日気になったことを質問できるし、新製品の情報も送ってもらえます。職場で導入を検討する際の相談相手としても助かります。
6.午後も学びながら出会いも大切に
午後も同時進行のセッションがあるので、決めておいた自分のスケジュールで学びましょう。でも、「やっぱりこっちの方が面白そう」と思ったら移動もOKです(後ろの扉から静かに)。
大きな学会では会場がとても広いので、歩き疲れたら無理せず休憩を。学会会場内に、休憩スペースやカフェスペースがあります。
業者の展示ブースの近くにもあることも多く、コーヒーやお茶も試供品をいただけることがあります✨
👩ちなみに、服装はスーツじゃなくてもビジネスカジュアルでOKで、歩きやすい靴も必須です。ヒールじゃなくて大丈夫です。
何気ない出会いが、キャリアを変えることも
学会の魅力は、講演や発表だけじゃありません。近くに座った方、ポスター会場で話した方、休憩スペースで隣になった方…そんな何気ない出会いが、実は大きな財産になるんです。
出会いから得られるメリット
・同じ課題を共有できる仲間が見つかる :
「うちの施設でもそういう悩みがあって…」と話したら、相手も「わかります!」と共感してくれて、情報交換ができることも✨同じ立場の人と悩みを共有できるだけで、すごく救われることってありますよね。
・他施設の取り組みを直接聞ける :
「実際にどうやって運用してるんですか?」と質問すると、論文や発表では見えない現場の工夫や苦労話が聞けます。これが一番の学びだったりします。
・全国に相談できる人ができる:
困ったときに「あのとき学会で会った○○さんに相談してみよう」と思える人がいるのは心強い。LINEやSNSでつながっておけば、その後も情報交換ができます。
・将来の仕事につながることも :
フリーランスの方なら、「こんな仕事してます」と話すことで、後日「うちで講師やってもらえませんか?」と声がかかることも。勤務先を探している人なら、転職情報が得られることもあります。
出会いの機会をつかむコツ
近くに座った方に軽く挨拶してみる
「今日はどんな発表を聞きましたか?」と話しかけてみる
名刺交換したら、話した内容を裏にメモ
SNSやLINEでつながっておく
後日、お礼のメッセージを送る
無理に話しかける必要はないけど、ちょっとした勇気が大きな出会いにつながることも✨
7.学会2日目と学会後
2日目も気になる特別講演やシンポジウムで学ぶのももちろんですが、
空き時間も、見逃したポスターをチェックしたり、企業展示でじっくり話を聞いたりすると有意義です。
学会終了後は、資料やサンプルなどで荷物が増えます。荷物をうまく整理しつつ、
報告書に必要な資料は忘れずに持ち帰りましょう。
観光も楽しんじゃう?✨
せっかくの遠征、スケジュールが許されれば数時間とか半日くらい観光するのもありかも。地元の名物を食べたり楽しみましょう。
👩学会参加慣れしている先輩世代ほど、うまく観光して楽しんでいるかも!
💡フリーランスの人は、学会参加日までの費用は経費計上できます。レシートはしっかり保管を。
学びの後はアウトプットが重要!振り返りと共有を
帰ったら早めにまとめないと記憶は薄れてしまうものです。数日以内に必ず振り返りの時間を持つのがおすすめ。Excelやノートにまとめて、すぐ実践できることをリスト化しましょう。
名刺も整理やデータ保管などを活用して、SNSでつながった人には「お話しできて嬉しかったです」などとメッセージを送っておくと、今後も繋がりをもちやすくなりますね。
職場への報告書作成
業務参加の場合、報告書は必須な場合が多いです。
報告書に含めるべき内容
学会の概要(名称、日時、場所)
聴講したセッション
印象に残った発表
学んだ内容の詳細
職場で活かせそうなこと
かかった費用(領収書添付)
職場や部署内で共有しよう
業務参加の条件として、学んだことを職場で共有することが求められる場合もありますし、そうでなくても部署内や同僚に学んだことを共有すると、自分を含め皆の大きなメリットになります。
共有方法の例
勉強会を開催
1時間しっかり時間をとるのも良いですが、15分程度のミニ勉強会も実施しやすい👌
資料を回覧・共有
朝礼やカンファレンスで報告
グループチャットなどで情報シェア
共有することでアウトプットになり自分の学びが定着するし、同僚にも知識が広がって職場全体のレベルアップに。来年も業務として参加しやすくなる効果もありますよ。
学びを実践に活かす
「来週からこれやってみよう」をリスト化して、まずは小さなことからでも実践を。
👩学会で学んだNSTの運営方法を職場で提案したら、カンファレンスの進め方が改善されました!
8.私の体験談ー5年間の学会参加で得たものー
最初は「敷居が高くて怖いしついていけるか不安」そんな風に思ってました。
管理栄養士3年目の冬、先輩に誘われて初参加したときは不安だらけでした。
でも行ってみたら、同じような立場の若手の管理栄養士もたくさんいて安心。
ポスター発表で話しかけたら優しく教えてくれたし、懇親会で先輩方や、看護師や医師など他職種と話せる機会もあり、刺激的で楽しい時間を過ごしました。
👩スーツにはヒールパンプス!と思って参加した際は、足が大変なことになったのも
忘れられない思い出です、、
帰りの移動中に思ったのは「もっと早く参加すればよかったし、また参加したい」
それから毎年参加して、2回目は共同演者での参加、3回目で初めてポスター発表にチャレンジ。フリーランスとして働く今もタイミングが合うときは参加して情報や学びを得ています。
9.まとめーさあ、学会に参加してみよう!ー
ここまで読んでいただいた方はもうお分かりと思いますが、学会参加は、学びと楽しみが両立できる最高の機会です。
この記事のポイント
✓ 全国規模の学会は毎年開催地が変わる
✓ 職場に相談すれば業務参加できる可能性も
✓ プログラムと抄録は事前チェック必須
✓ 出会いも大切にして人脈を広げよう
✓ せっかくの遠征、観光も楽しんで!
✓ 帰宅後は振り返りと職場への共有を
最初は緊張するけど、行ってみると意外と楽しい。準備をしっかりすれば、充実した時間になります。
学会で得た知識と人脈は、必ずあなたのキャリアの財産になります。
あなたも学会参加という機会や体験を活かしてみませんか?✨
※この記事は学会参加を勧誘するものではありません。参加にあたっての責任は持てませんので、よく考えた上で、各自の参加をお願いします。


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